昼からは大好きなあのお店に行こう。そう決めていたので、昼前からせっせと粕汁作り。帰ってからは、ご飯を炊いて、塩鯖を焼き、出汁巻を作ればオーケー。
出かける前に少し食べた。酒粕で化粧水を作っているので、常に酒粕がある。パックもしてみようかな。オットは嫌がるだろうな。以前、蜂蜜を顔にぺたぺた塗っていたら心底嫌がっていたから。食べ物をそんな簡単に顔に塗るなんて!といった感じに。
さてさて大好きなお店、つまりcraic(クラック)へ。
食べかけだけど。
うーん、じんわり美味しい。なのでいつもゆっくり、ちびちび食べるのです。「じんわり美味しい」が一番すごいと思う。なかなか出会わないよ、じんわり美味しいお菓子なんて。これは出来立てのスパイシー大葉チーズスコーン。甘いスコーンももちろん食べた。
お客さんのひとりの方と話をしていて、かなり自分と重なるところがあって、胸がぎゅーっとなった。お互い順番に話して、わー、わかるわかる。って分かり合えて、うれしかった。 こんな出会いができるのも、この場所だからって分かってる。
わたしがまだ今より若くて、とても生きずらくて、心がトゲトゲしていたとき。このお店や、ここで出会えた人たちのおかげで、ずいぶん救われた。それまで狭すぎた自分の「枠」が広がったんだと思う。
この日も店主のチッペさんとたくさん話した。こんなにしっかり、どっぷり、話し合える相手がいるってありがたい。色んな意味でとても信用ができる、人生の先輩なのです。
21歳のときかな、ひとりでふらっと入って良かった。しみじみそう思う。