なんてことない日記

毎日お寿司が食べたいなぁ

何年ぶりに読む??「若草物語」

 

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小学生の頃好きだった「若草物語」を改めて読んでみたくなって、図書館へ。

色んな「若草物語」があるのだけど、わたしはどうしてもこの福音館のものがよかった。(装丁、サイズ、重さなどなど)

読んだあとに気がついたのだけど、イラストはターシャ・テューダーだった。だからこんなに心惹かれたんだなぁ。自分の感覚をそのまま素直に生きてゆくと、愉しいことがたくさん起こる。

久しぶりに読む若草物語は、昔とは違う風に感じる。昔はとにかくライムの塩漬けの印象が強かったし、美しいメグがいちばんのお気に入りだった。けど今は姉妹たちみんなが愛おしいし、お気に入りは三女のベス。とっても心優しくて、控えめだけど芯のある女の子。ライムはあの頃よりも不思議な存在ではなくなったんだろう。手に入れようと思えば手に入るんだから。

そう思うと少し寂しくなってくる。あんなにもエイミーと一緒にライムの塩漬けを欲していた頃が懐かしい。今はわりとなんでも気軽に手に入るようになったので、"憧れの食べもの”じゃなくて、”食べたい食べもの”って表現への変化。

うれしいけれど、少し切ない。外から聞こえる雨音がわたしをなぐさめる。それも幸せなことなんだよって。