なんてことない日記

毎日お寿司が食べたいなぁ

「東京にっき」その2

 

5月2日夕方〜

今回の旅の目的は、なんといっても小沢健二のライブ。好きな歌手は沢山いるけど、やっぱり小沢健二は特別。

 

自分について深く考え始めたとき、(それまであまりに考えてなかっただけかもしれないけど)小沢健二の歌に出会って、本当に救われた。心がすぅーっと軽くなったのだ。それは、よしもとばななさんの小説を読んだときの感覚と似ていた。

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コンサートが始まる前に物販を買いにゆく。欲しかったTシャツは売り切れてて、コンサートでも使う電子回路だけ購入。

武道館って広いんだな。席はものすごく良くて、二階席の一番前。ふと下を見ると、小沢さんの奥さんと子供たちが居た。そしてスチャダラのBOSEは席を間違えているところだった。娘ちゃんのゲバたんも一緒に。こんなに広い会場なのに、こんな偶然、うれしいな。

 

ついに始まる。「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」のイントロは何でこんなに美しく、切ないんだろう。きれいなメロディーと真っ暗な会場に、電子回路の光だけが浮かび上がる。「アルペジオ」はラップがあり、歌詞もぶっ飛んでる、けど完ぺきな形でまとまってる。

 

そしてなんと今回のコンサートには満島ひかりが、がっつり出演していた。(歌う、踊る、演奏する)満島ひかりのファンなのでうれしい。なにより、あの満島ひかりを参加させちゃう小沢健二って、すごいな。

 

「強い気持ち・強い愛」は凄かった。会場中の魂がひとつになった気がして、気持ちよかったなぁ。あの盛り上がり方は小沢健二特有だと思う。曲が進むにつれて、本当に気持ちが、愛が強くなって行くんだよ。

 

そしてわたしの大好きな曲、「ある光」も聴けた。この曲は、切なさと強い決意を感じる。不思議な力がある。わたしにとって御守りのような曲。

 

小沢健二の曲は、小沢健二しか歌えないのかもしれないと思った。ほかの、どんなに上手い人が同じ曲を歌っても、あの気持ちにはなれない。コンサートに行って、そう思った。

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小沢健二は全身全霊で歌い続けていた。こんなに愛のパワーを集められる歌手っているんだな。

カウントダウンが始まり、小沢健二の「生活に帰ろう」でコンサートは終わった。

 

 

つづく