今年の夏の旅は急に決まった。けれどとてもいい旅になった。
星野道夫没後20年特別展「星野道夫の旅」にどうしても行きたくて、久留米市美術館へ。
気持ちいい。なんかここの雰囲気好き。少しはしゃいじゃうような、そんなような。
この看板を見ただけで胸が高鳴る。わたしたちをアラスカに導いてくれたのは、間違いなく、星野道夫の写真や言葉たち。
初めて読んだ彼の本、「旅をする木」は結婚式のビンゴの景品にしてしまうくらい(実際、従姉妹のお姉ちゃんに当たって迷惑そうだったけど)、それくらいわたしの人生の中で大切な本。優しくてあったかい星野道夫の言葉にどれだけ励まされただろう。それと同時にアラスカという場所に強く興味を持つようになって。全て、とても自然な流れだった。
一緒に写真が撮れるなんて!しかもcoyoteの表紙のやつだ。
ゆっくり写真や映像をみて歩いていると星野道夫と会話をしているような気がした。色んなことを聞いて、教えてもらえた気がする。不思議だけど、かなり一方的だけど、そう感じたのは本当なのだ。
魂がふるふる震えているのを感じながら外に出たら、おどろくほど綺麗なラベンダーたちがあった。
久留米を後にしたあとは、人生初の八女に足を踏み入れて、お茶も飲まずに大川に移動し家具をみた。そして柳川に泊まった。タクシーのおじちゃんに「美味しい鰻屋さんに連れてってくださーい」と言ったら「有明海の魚食べられるとこに連れてくよ」というから「うなぎ、うなぎ」というと「なんでそんなに鰻がいいの?」感がすごかったので、おじちゃんおすすめのお店の近くで降ろしてもらった。
結果は、おじちゃんありがとう!ですな。とても楽しいお店だった。有明海の不思議な生き物を堪能できた。
エイリアンは食べなかった。
ふたりとも大好きなシャコ。
生まれて初めて食べた、イソギンチャク。ぐにょぐにょの食感はなかなか好みだった。イソギンチャクをイメージして食べるより、イメージしないで食べたほうが美味しかったな。
「夜明け茶屋」というお店だったけど、お土産も面白いものが多くて(異様にかわいい)、本当に楽しかった。
なんだか歩きたくなって、ここから宿まで50分くらい歩いて帰ったけど、真っ暗で、人が全くいなくて、結局ものすごく怖かった。
次の日のことはまた書くことにする。