東京に着いて初めて乗った電車で、みんなラップに包まれているみたい。と思った。わたしの暮らしている町の人たちとは空気が違った。
けどそれは冷たいとかじゃなくて、自分を、自分の世界を守ってるのかなと。
5月3日
早起きして、ずっと行ってみたかったpaddlers coffeeへ行く。
数年前、オットが買ってきた雑誌を読んでいたとき、ここのの店主が載っていて、一目でグッときた。コーヒーを淹れている姿、その人が醸し出す雰囲気、全てがすごく良かったのだ。
コーヒーもホットドッグもとっても美味しかった。オットは感動しすぎて呆然としていた。衝撃を受けてるんだな、と思った。いい衝撃を。
また必ず行こうね。と誓い合い、次の場所へ。オットはGoogleマップに行きたい場所を全て入れて、計画を立ててくれていた。詳しくは、計画を立てようと何度も誘われたけど、わたしが余りにも何もしなかったんだけど。
計画性がある人で良かった。ぴったりだ。と呑気に思っていたけど、あまりにもわたしが人任せすぎて、この旅で一度、オットを怒らせてしまった。反省、反省。
六本木にて。オットが建築展に行っている間にヒルズ周辺をぶらぶら。これは蜘蛛なのかな?
「このマンション好き」なんて言ってたら、ここの一階が今から行く予定のお店だった。
鹿児島の会社が経営しているみたいで、まるで鹿児島にいるみたいだったけど、カレーはとっても美味しかった。わたしたちの愛する、甘くて辛い系のカレー。どうやって作るんだろう?甘さはフルーツなのかな?
この後パピエラボのお店やテンベアのお店を覗く。(ここらから写真が全然ない。iPhoneの電池がなかったから)
そこから表参道のd&departmentが入っているお店へ。ギャルソンのTシャツを求めて人が並び続けていた。みんな熱くて強い気持ちを持っている気がした。ギャルソンってすごいなぁ。
人で溢れかえる表参道から、すこんと余白のある駒沢へ。
行ってみたかった古本屋さんへ行く。本のチョイスも雰囲気も素敵だった。店主もひたすら本を読んでいて、それもまた良かった。「かっこよかったね」お店を出てすぐ、オットとそう言い合った。東京の街。夕方から夜へと。
つづく