11月6日、尾道に到着。いい天気。駅に着いた瞬間すでに感じる心地の良さ、なんだろう。
ロープウェイで上の方へ登る。平日なのにロープウェイぎゅうぎゅうだったな。エレベーターならなんとか我慢できるんだけど、ロープウェイのぎゅうぎゅうは、なんだかなぁ。
下りは歩いて。小走りになる。転がりそうになりながら歩く坂道。なんとか無傷でLOGにたどり着く。
インド人建築家がリノベーションした建物。スタジオ・ムンバイ。オットが何度も言っていたので覚えたのだ。繊細で、重厚感もあって素敵だった。
美術館や図書館でも、軽くて真っ白なおしゃれなのより、ある程度どっしり感のあるわたしは好み。心から安心して過ごせるのだ。
LOGを頭に思い描くとき、さまざまな色の糸を紡いだようなイメージが浮かんでくる。複雑で繊細。今度は泊まってみたいな。
2日目は電車に乗って倉敷へ。浦辺鎮太郎の建築展へ。オット大満足、よかった。
大原美術館の隣の喫茶店へ。おばさま、いやおばちゃん達の話し声が凄まじいお店だった。
けど、みんな楽しそうなのが良かったな。全然どんよりしてなくて、みんなたくさん笑ってたな。
宿は尾道駅にあるM3(エムスリー)ホステル。おしゃれで清潔で便利。しかし酔っ払いのサラリーマンに注意。
夜の散歩。こんな景色を見ながら毎日歩きたい。尾道は長い商店街があるのだけど、夜になるとランニングしている人が沢山いた。わたしの住んでいる街の商店街とは全然違う。
散歩しながらいい雰囲気の本屋さんにも行って、古本のラーメンズの本を買った。
きれいなお姉さんがそこの店主と話していた。わたしは店主がお姉さんを好きだと思った。オットはお姉さんが店主を好きだと思ったらしい。
本屋を出て他人の恋愛(妄想)についてあーじゃないこーじゃない言って、笑いながら歩いた夜の商店街。わたしたちはしょうもないのだ。しょうもないことが楽しい。