ヤンキーするとは

 

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ある夜。マックのCMを見たせいで、久しくマック食べてないねぇ。マックって美味しいかわからんけど、時々無性に食べたくなるんよね。夜ご飯食べたのにお腹へってきたねぇ。とか話していた。いつもはそこで終わる。

しかしこの日は違った。オットが「今からマックいっちゃう?」と言ったのだ。わたしはけっこう驚いたけど、気を取り直して「ヤンキーしちゃおう」と答えた。そしてふたりでヤンキーした。

普段なら寝室に向かうような時間にドライブスルーでテイクアウトをした。わたしはチーズバーガーとコーラ。オットはてりやきマックバーガーセットで、飲み物はバニラシェイク!オットがヤンキーのリーダー格だとはっきりわかる。

しょうもないYouTubeとか見ながら食べたい。と言ったけど、オットはこの前のマンC対リヴァプールの試合が見たいと言う。マンCならば見よう!デ・ブライネはもういないけど。それに今日のリーダーはオットだ。

すんごく久しぶりにチーズバーガーを食べた。小学生の頃の地区子供会のクリスマス会ぶりかもしれない。久しぶりのチーズバーガーと、炭酸のあるコーラは最高だった。昔のマックのコーラは苦手。わたしは微炭酸アンチ、強炭酸信者です。可愛い友達たちが好きだったビタミンスーマッチは苦手だった。

久しぶりのヤンキー行為楽しかったなぁ。そういえば子供の頃、時々夜に母と姉とモスのドライブスルーをしてた。ポークフランクとコーヒーシェイク。あと、夜ご飯に外食して、温泉とかスーパー銭湯に行って、古本屋行って帰ったり。あと、たまーに平日の朝からファミレスのモーニングを食べて、車で学校に送ってもらっていた。父が出張で居ない日にするやつ。普通に考えたら良くない事かもしれないけど、わたしの中ではキラキラした特別な思い出。

しかしわたしは子供の頃から定期的にヤンキー行為をしてたんだな。筋金入りのヤンキーは、リーダー(オット)ではなくわたしだったのか。またふらっとヤンキーしよう。

姪と映画デート

 

中3の姪っ子が「見たい映画があるから一緒に行こう」というので行ってきた。実写版「秒速5センチメートル」。

映画館でポップコーンと飲み物を買って入場を待っていたら、隣りの男性二人組が「秒速はストーリー性がないからイマイチ」と言っていて、姪と目を見合わせて笑った。「え、まじ?今から見るんですけど」ってな感じで。

席に座って、ポップコーンって美味しいけど歯に詰まったり口と喉の間に引っかかったり、たまに硬いやつあって困るよね。って話した。わたしってまじで映画館に来ると絶対この話してしまうんだよね。姪も何度も聞いてるはずだけど「それな」とか「わかる〜」とか言ってくれて優しい。

隣りの席の人は始まる前にポップコーンを平らげていた。(ペース配分、、)って勝手に心配してたら、映画が始まってすぐにぐぅーぐぅー眠ってしまった。なんだか彼女のことがもはや羨ましくなった。わたしはポップコーンが歯に引っかかるのすら恐れているのに。

映画、わたしは好きだったな。これをストーリー性がない映画というなら、自分にとってストーリー性は重要じゃないのかもしれない。

主役の松村北斗さんがとても良かった。体温低そうな、さらっとしてる異性に惹かれがち。けど手握ったらあったかいみたいな。森七菜の演技は眩しいくらいキラキラだ。「舞妓さんちのまかないさん」また観たくなった。

しかしずっと「わたしってこんな恋愛してないなぁ」「片思いで泣いたこと、、ないなぁ」って考えながら観ていた。子供の頃や学生の頃、特定の人と深く語り合ったり自分の内側の部分をさらけだしたりしたこともないかも、とも。「いぇーい」って軽薄に、明るく楽しく生きていた。楽しかったけど、笑いながら心は泣いてる時もあったな。けど自分の内側のことは自分で完結していた。

結局わたしは、秒速5センチメートルを観ながら、いいなぁ羨ましいなぁって気持ちになったんだうな。自分には人生経験が足りないとよく思う。今からでも、できることはもっと経験したいと思った。めんどくさがらずに、恐れずに。

20年後くらいの姪はこの映画を観たときどう思うんだろう。ちょうど今のわたしくらいの年齢の姪。そんなことも考えたりした。

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終わらないライブ

 

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本当にライブあったよ。ちゃんと歌って、演奏して、ハグまでしてたよ。あの兄弟。グッときたね。Cast No Shadowも聴けた。うぅ、切なくって美しくって、大好きだよ。

リアムの声の調子が良すぎてびっくりした。全盛期くらいの美しい声だった。その背景を勝手に想像してうるっとする。ノエルはいつも素晴らしいね。

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席はすんごい×100遠かったけど、お隣が超素敵なご夫婦だったし、ななめ前の男の子2人組の盛り上がり方が可愛くて最高だったので良し。みんな本当にoasisが好きなんだなって伝わってきた。わたしの気持ちも高まりまくってた。昔のoasisのライブ映像で女の人がおっぽいボロンって出しててその時びっくりしたけど、なんだか今なら気持ちがわかる気がしたもんね。出さないけどさ。高まりすぎたときの自分って少し怖いかも。枠を簡単に超えちゃいそうで。

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oasis開演前のトイレの行列はすごかった。特に男子トイレはやばかった!らしい(オット談)ギリギリ間に合って戻ったけど席がわからなくなってしばらく彷徨った。

この時ツラかったな。人だらけなのに孤独&不安。うろうろしたけどわからなかったから、スタッフのお姉さんにチケット見せながら尋ねた。「まーっすぐ行って右に曲がると席ですよ⭐︎」って言われたので「ど、どこを曲がればいいのかわからないんですぅ。」って半べそかきながら言ったら連れてってくれた。優しいお姉さん本当にありがとう。開演3分前。

前座のおとぼけビ〜バ〜も強かったな。かっこいい!ライブが終わったあと、東京ドームの階段にオットとふたりぼーっと座っていた。ちょっとまだ何もできないねって感じで。そんな人は他にもたくさん居た気がする。

お腹ぺこぺこかと思ったら胸がいっぱいでお腹が全然空いてなかった。食い意地だけがとりえのわたしが!だから、ホテルから少し歩いたとこにあった四ツ谷のしょぼいパブに行って、お酒とフィッシュアンドチップスとナチョスだけ食べて帰った。暗闇の中にデカいネズミが走っていてこわかった。都会のネズミはデカい。人間が居ても堂々と走っていた。

ライブは終わったけど、まだ心の中でoasisが鳴っている。わたしの胸をパカって開けたらリアムとノエルがそこで歌ってる感じ。キモいけど本当の話。

東京オアシス

タイトルは昔観た映画。ではなくて、明日から東京!そしてオアシスのライブ!の、東京オアシスなのです。

チケットを取った一年前からずっと「本当に無事にライブは行われるのか」と不安だったけど、前日になってもまだ心配している。けっこう雨っぽいのも心配。飛行機が早朝すぎて寝坊しないかも心配。旅行前はものすごい心配性になる気がする。そしてそれに気付いて「やだやだ。なんとかなる。大丈夫!だからもう考えるのやめよう」ってなるまでがセット。これがわたしの思考癖。

よかったことは、ライブと生理がぶつかりそうだったのを回避できたこと。少し早めに来てくれたら嬉しいなぁって思っていた。生理移動のピル飲むか?とかも考えた。2日目と終わりかけは全然違うもんね。わたしの体よありがとう。

ライブが近付いてきて、オアシスファンはめんどくさいと書かれているのをSNSでよく見るようになった。前座のこととか、グッズの売り方とか。ちなみにわたしはリアムとノエルをこの目で見られればなんだっていい。だって去年まで、もう人生でオアシスのライブに行けることはないんだろうって諦めてたんだから。ありがとう&しあわせしかない。なによりリアムとノエルが仲直りしたのが本当に嬉しい。ふたりの関係を考えるとき、 Guess God Thinks I'm Abelという曲のことを思い出す。リアムはどんな気持ちでこの曲を作ったんだろう。

そうだ、あと、前座がおとぼけビ〜バ〜なのが楽しみ!今日は早く寝るぞ。

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オーダーダー

美容室に行ってきた。10年くらいお世話になってる、信頼できる美容師さん。結婚式の時のヘアメイクも担当してもらった。とにかくセンスが良い。

髪質が問題児なのでいつもおまかせしちゃうことが多いんだけど、今回はオーダーをしてみた。「静かそうとか、しっかりしてそうって言われないような髪型できますか?」って。にやにやしながら聞いてみた。これは前回のブログを書いてるときに思いついたんだ。美容師さんは「なんそれ?ムズイんやけどっ」と笑っていた。ふたりで笑った。

それでも「切りながら一緒に考えよう!」と言ってくれて、切ってる途中も確認してくれた。仕上がりは流石!バッチリいい感じ。前髪は短めのぱっつんで、顔周りはゆる姫カット。奇抜じゃないけど、ほんのりクセがあるヘアスタイル大好き。自分にしっくりくる気がする。

ちなみに美容師さんはオーダーを聞いたあと、わたしに対して「しっかりしてるよ〜!」って言ってくれたけど、カットが終わる頃には「もーやめてー。本当にヤバいってー。」と言っていた。いつもおしゃべりするのが楽しい。

それにしても、こんなへんてこなオーダーができるってありがたい。美容師さんは偉大!

寝っ転がってばかりの国

10月。いつもよりお友達と会うことが多い月みたい。友達家族とフェスに行ったり、ランチしたり、お茶したり、友達の家でのんびり過ごしたり。相変わらずひとり反省会しまくりですが、もっとあのこと聞きたかったな、このこと話したかったなって後悔の方が多い。いい感じ。

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毎日、毎日、わたしにできることってなんだろう。と考えている。今朝思いついたのは、ゴロゴロするのが得意だから、それを何か活かせないかなと。そうだよ、至って真剣だよ。考えてみたけど無さそう。逆上がりも水泳もできないけど、ゴロゴロは本当に上手なのになぁ。そういえば母もよく転がってる。そして何か話してたのに3秒後にはスースー寝息を立てたりする。わたしより上をいくゴロプロが居たわ。

なかなかできることは見つからない。背が高めで黒髪で全身ユニクロみたいな服を着てるせいか、「しっかりしてそう」とか言われることが結構あって気まずい。ゴロのセミプロなのにさ。

オットからもリスペクトしてるマダムからも「何か見つけなさい」って言われている。思いついたのがゴロゴロって話は内緒だな。まだまだ考え中。

 

駆け込んだ万博

 

2日目は11時入場(しかとれなかった)、西ゲート。

夢洲駅にある、パンやおにぎりの自販機の列に並んでいたら中学生の男の子が支払いに手こずっていた。スマホの画面からゴールドカードが発光していた。眩しかった。結局現金でパンを1つ買うと、アクシデントでパンが2つ落っこちてきた。男の子は思わずすぐ後ろのおばちゃん(他人)を困った顔で見る。おばちゃんは「もらっとき!もらっとき!!」と言っていた。わたしも頷いた。

男の子はおっとりのほほんとした雰囲気で、(たぶんきっと)お金持ちの家の子で、まるで欲がなさそうだった。なんだか世の中はそういうふうになってるのかなぁ。と思った。もしく最強の金運の持ち主なのか。

隣のジュースの自販機では、お金を入れても商品がでないらしく、何人もの大人が嘆くように文句を言っていた。そして自販機に載っている電話番号に電話をかけていた。あの子ならどういう反応をしたかな?きっとこうかな?って想像してしまった。

万博入場は昨日より大変だった。暑い中1時間くらい並んだかな。

色んな建築が見れるからそれだけでオットは楽しそう。そんな時、建築はわからないけどわたしも楽しいぜ。

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ヌルヌル。

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足元ツーショット(ハート)

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唯一予約できたパビリオンはブルーオーシャンドーム。
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映像も音楽もかっこよかった。

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土井先生が監修した540円の水を飲んだよ。ただの塩水だったよ。しょっぱい思い出。

満員電車回避の為に16時くらいに会場を出て、串カツを食べに行った。

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ちょっと食べる予定が、美味しくてどんどん頼んでしまった。地元の人たちで賑わう商店街にあって、それもすごく良かったな。

9月の万博は、暑くて人も多くて大変だったけど、行ってよかった。駆け込んでよかった。何と言っても大屋根リング!テレビやSNSで見るよりずっとすごい。大阪万博へ行って、大屋根リングを実際に見れたことは人生の宝物かもしれない。

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ありがとう万博!ありがとうおじさん!

駆け込むぞ万博

 

いつ行こうかねぇ〜梅雨が明けたらかなぁ〜涼しくなってからかなぁ〜。なんて言ってたらいつのまにか9月になっていて、バタバタ新幹線とホテルを予約した。一泊二日の駆け込み万博。

関西に住んでいるオットの親戚からチケットをいただいていたのだ。「大屋根リングはぜひ見てほしい!」と。

日程を決めた途端、オットは豹変した。毎日万博のことを調べ、MAPに何かを書き込み、毎日YouTubeで東ゲート、西ゲートのライブカメラを見ていた。こういうところはちょっと引いちゃうけど、やっぱりすごい。「あなたはどんな仕事にきっと就いても大丈夫だね!」と伝えながら、一方でわたしはどんな仕事ならできるんだろうと考える。

無事に当日を迎え、新幹線で新大阪に着き、梅田に行って、インディアンカレーを食べた。

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ホテルのすぐそばに、なんだか気になる古本屋さんを発見。一度は通り過ぎたけど、やっぱり気になって戻って入った。建築の本がたぶん多めだったかな?本がラフに置かれてる感じがかっこいい。フランス人の服の着こなしみたいな素敵さ。店主が「万博ですか?」って話かけてくれて、おしゃべりしてたら店主は万博マスターだった。

色々教えてくれて、その場で調べものもしてくれた。「大国は行かなくてもいいかも?東欧とかおもしろいよ」と言っていた。次の日も行く予定らしく「会えるかもね」なんて話してお店を出た。もし地元にあったら、高校生の頃に通ってたら、って想像してしまうくらい好みのお店、面白い店主だった。本は買わずに、可愛い緑のトートバッグを買った。あとで話してて判明したけど、オットは大国のことをタイと勘違いしていた。よく会話が成立したもんだ!って笑った。

 

1日目の万博は夕方からスタート。入場はスムーズ。

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大屋根リングの上はオアシス。芝生に座り込んでビールを飲んだ。

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パビリオンには入れないけど、我々のそばにはいつでも大屋根リングがあった!親戚のおじさんの気持ちがわかったよ。想像よりうんと良かった。名前負けならぬ名前勝ちしてる気がした。もっといい名前なかったのかな?
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信じられないくらい人まみれな万博。帰りの駅までの道が怖かった。田舎暮らし、普段パーソナルスペース広々でやらせてもらってるからさ。ぎゅうぎゅうは我慢できても、ぐいぐい押されるのは無理だ。

夜ご飯は心斎橋の安くて美味しいお寿司屋さん。隣の席は起業家ビジネス系ユーチューバーみたいな2人組のお兄さん。万博帰りみたいだったから話したかったけど、住んでる世界違うかも?と思ってやめた。しかし数十分後、店員さんに「あの…鱧ってどういう食べ方がありますか?実は一度も食べたことなくて」と聞いていて、その一言で絶対いい人だ。と確信し、タイミングを見計らって話しかけてみた。

お兄さん達は、何時間も並んでパビリオンに入ったと言っていた。人気の大国パビリオンの感想を聞いたら、本屋の店主とおなじことを言っていた。わたしたちは明日も行くということを伝えたら、お兄さんたちも店員さんも「暑いけど頑張ってくださいね」と言ってくれた。

わたしはどこへ行っても、そこで出会う人と話をするのが1番楽しいのかもしれない。あとご飯。

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万博の写真は全部オットが撮った。この大屋根リングの写真がなんか好き。映えてない、ありのままって感じがいい。

つづく