お客さんの牧場を見学させてもらった。山のずっと上の方にある牧場。

畜産牛が300頭くらい居るらしい。牛の鼻を触らせてもらった。なでると、硬いけどやわらかい。この感触は触ったことがあるぞ。うーん。かりんとう饅頭?
色んな牛さんがいた。赤ちゃん牛から巨大な牛まで。みんな顔が違う。「この牛はべっぴんさん。」「こいつはぶっさいくなんですよ〜」って言いながら愛おしそうになでなでしている牧場主。
「スタッフもそれぞれお気に入りの牛がいるんですよ。」と言ってたので「牧場主さんも推し牛がいるんですか?」と聞いてみると、「あ、いやぁ」と言うので「居ないのかぁ」と言うと「いや、いるんですけど。いやぁ〜あははは」とめちゃくちゃ照れていた。なんかとても可愛かった。たしかに、わたしも意外と友達に推しの話ってしないかも。それと同じかぁ、なんて思った。
長く育てた牛たちを競りに出すのは、やっぱり少し寂しいと言っていた。命をいただくってよく言うけど、この場所ではよりリアルにその言葉の意味を感じられた。
