「楽園のカンヴァンス」/原田マハ
大好きな本がまた一冊増えた。こうゆう本に出会えたときの気持ちは恋をしたときのよう。誰かにこの気持ちを伝えてたくてたまらなくなる。今のわたしの場合はオットに。オットから「もうそれ何回も聞いたよ」と呆れられるくらい。この気持ち、感覚を味わいたくて日々本を読んでいるのかもしれない。ふしだらな理由なのかも。
アンリ・ルソーのある絵画を巡る物語。
面白いからどんどん読み進めていくのだけど、残りのページが少なくなっていくのが寂しくて、バタンと本を閉じてしまったり、また開いたり。
ストーリーも文章も心地良くて、永遠に読んでいたいと何度思っただろう。わたしまでアンリ・ルソーと友人になった気分。
主人公の勤め先が大原美術館だったのもうれしかった。11月に行ったばかりなので、建物の雰囲気までリアルに思い出せる。
この一冊をキッカケに原田マハの作品を読み漁ることになるのです。。ハマったらとことん読み尽くす。
なんで今まで読んだことなかったんだろう。
わたしはマティスが好きなので、次はマティスの絵が表紙の「モダン」を注文中。それがいま一番の楽しみです。心に栄養を。
外での読書が大好き。