なんてことない日記

毎日お寿司が食べたいなぁ

オザケンライブ

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2年前のチケットを持って、小沢健二のライブに行ってきた。サンパレスは海の匂いがする。マスクをしていたらほんのり。マスクを外すと濃ゆく。マスクは守ってくれるかわりに何かを少し奪っている気がする。
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色んな曲に出てくる、色んな場所の地図。東京で暮らしたことがあったらなぁと思う。

ライブはオーケストラ30人編成で、それはそれは贅沢だった。オザケンもギターめちゃくちゃ弾いててすごくよかった。飛んだり跳ねたりしてて楽しそうだし、やっぱり上手い。

楽しかったのは「強い気持ち強い愛」。会場のエネルギーがぐるぐる、ぐんぐん上昇していくのがわかる。筒美京平さんのすごさも感じられた。

そして「天使たちのシーン」。自分にとってのお守りのような、大切な本を読んでいる。そんな気持ちになる曲。歌詞もメロディーも美しい。愛すべき生まれて育っていくサークル!大好きな曲。

あとはやっぱり「ある光」。この曲をはじめて聞いたとき、他の曲とは違うと思った。とにかく不思議な曲で、聴き手の心の奥底にある悲しみを呼び起こして、共鳴するというか。良くない方向に行きそうだけど、救われているような。よくわからない気持ちになる。とにかく危うくてギリギリな感じなのだ。

このライブでの「ある光」は、あの「ある光」と全然違った。あの危うさがない!オザケン自身がそういう部分を吹き飛ばした感じ。オットも「なんかオザケン吹っ切れてる感じがする」と呟いていた。本当にその通りだと思った。なんだかハリーポッターみたい。(今読んでるからかな?)とにかく、「ある光」を聴いてスカッとするなんて。特別な体験をした気がする。

むかし、オザケンのおかげで救われたことは一生忘れない。あとよしもとばななさん。こんなふうに感じてもいいんだ。って思わせてくれた。どんなに心強かったか。

今日は天使たちのシーンを聴きながらお布団に入ります。おやすみなさい。