なんてことない日記

毎日お寿司が食べたいなぁ

白菜のお漬物とごはんと父

 

冬になるとよく食べた、あの白菜のお漬物が食べたいな。だれが作ったものかはわからない。家のおばあちゃんだったのか、母の方のおばあちゃんだったのか、近所のおばあちゃんだったのか。 

きざんだお漬物にカボスとお醤油をかけて、すりごまもかけたりして。炊き立てのごはんにのっけて食べるのが大好きだった。

ごはん。実家の父が「ときどき海原雄山」みたいな人なので、保温したご飯や冷凍したごはんを食べたことがなかった。いつも炊きたてつやぴかごはん。そのせいか今もやっぱり、できれば炊き立てが食べたい。しかし我が家は二人暮らしだし毎食炊きたてはちょっと難しいので、おひつを使って美味しく食べている。ずっと保温したご飯は苦手。

そう、白菜のお漬物。おばあちゃんが亡くなって、近所のおばあちゃん達もいなくなって、なかなか食べることができなくなってしまった。スーパーに売ってるのは、あの漬物とはちがう気がしている。しかし今年は白菜のお漬物をたくさん食べたい。作っちゃおう。か?な?調べてみよっと。

ちなみに「ときどき海原雄山」だった父は、今はそうでもないらしい。海原雄山と言ってもあんなセレブな美食家ではない。食に独自のこだわりが強くあるというかなんというか。そしてわたしは昔から決めていた。たぶんそうだな、小5くらいから。「結婚する人は味覚は合うけど食にこだわりがない人」、「自営業の人じゃなくて会社勤めの人」と。父のことは好きだけどね。

時は経ち、わたしが結婚した相手は「味覚は合うけど食のこだわりは全くなく、会社勤めだったけど結婚後に自営業になった人」だった。

そしてそのオットはわたしに言う、「食の鬼!」と。血は争えないっぽい。